ショタ好き「」のふたば学園祭9レポート

 皆様、ふたば学園祭9本当にお疲れ様でした!
ショタ好き「」(某古物屋あのじ)です。
  七月上旬並みの酷暑の中サークルに遊びに来て下さった方、
新刊既刊七冊あわせて一気買いして下さった方、
「2007年ぐらいから読んでます」と教えて下った「」さん、
本当に嬉しく有り難かったです。

 私は絵心が無いので、今年も文章でレポートを書かせていただきます。

・ ・ ・ ・ ・

「計画立案から学園祭まで」

・2013年12月。私は途方に暮れていました。本業の古物屋の売上げ減を
  うけて『このままでは某古物屋ではなく某無職になってしまう』と
午前中の暇な時間にでもパートに出ようと計画したものの、盛大に
ブラック企業を踏んでしまい、X年ぶりに胃潰瘍が再発してダウン。
学園祭の参加ははっきり言って無理な状態でした。

 しかし、多数の「」仲間からの応援・叱咤激励をいただき、また
丁度読者の「」さんからの感想文(有り難い!)も届き、若干の静養期間を
経て、学園祭の準備に取りかかることが出来ました。

 最大の幸運は、XPのサポート終了を受けてのPC入れ替え特需。
怪しい兼業中古PC屋の私もその余録に預かり、いくつかのお得意様の
小規模企業や個人店舗のOS入れ替え仕事が入り、学園祭の参加日や本の
作成費用と生活費を稼ぐことが出来ました。

 前回の学園祭にて天使のようなほめ男を描いて下さったらくだいとーさん、
あくいさんあさいさん、くだらないさんを存在感たっぷりに描いて下さった
チキンさんに挿絵のご依頼もOKをいただき、2014年の2月には、気合いを
入れて求職と原稿に取りかかりはじめました。

・今回は、いままでかなりたくさん書いていたローゼンメイデン系のまとめ
作品を一つ、過去のほめ子お姉さんの童話ネタ+断酒して身体成長した赤提灯ネタ
で一つを出す予定です。もともと参加ギリギリの金銭状況と、ページ数が膨れあがり
オフセットだと一冊900円を超してしまいそうなため、前回「子猫と楽手」で
体得した、自家製本で予定を立てます。いくつかメリットはあり、
・一冊当たりの原価が半分以下で済む
・90s厚さ以上の厚手上質紙を使うと、安価なオンデマンド本より仕上がりが良くなる
・カラーが使える(本文中の挿絵がカラーでもいける)
・小説本だとインクジェットでも印刷速度が早い
通常のコピー用紙が70s厚のため、小説本文は90s厚から110s厚を利用し、
表紙やベタが多いページは135s厚の上質紙を紙問屋から買いつけました。
  悪戦苦闘しつつ、計画は着々と進んでいきます。

・二月末、ほぼフルタイムであるがパートのお仕事に合格。忙しくなるがやる気は出る。
  「」さんたちの感想で
「おねショタの18禁がなくてがっかりです」
「お色気もいいですがガチエロもお願いします」
「くだ×すいで是非一本、18禁を!」
  というご要望を受け、久しぶりに書き下ろしの18禁小説にとりかかることとする。

・三月は新しい仕事に慣れることと、OSの入れ替えサポートなんかに飛び回ってあっという間に
時間が過ぎていく。原稿はじりじりと進み、同時に在庫がゼロになっていた既刊自家製本
「子猫と楽手」の刷り増完了。四月、書き下ろしおねショタ小説「くだ×すいの本」脱稿。
チキンさんにイラストの表紙利用をお願いしたところ、なんと、描き下ろして下さるとのことで
深く感謝。またチキンさんとともに、サークル「悪徳団」であくいさんの18禁を描かれる
るーとさんもゲストイラストを描いて下さるとのことで深く深く感謝。

・「バラノソノ」「ごった煮」の表紙+イラストをおねがいしていたらくだいとーさんからも
締め切り予定より早く絵を戴く。繊細華麗な腕前もさることながら、表紙のほめ子の邪悪さに
しばらく笑っておなかいたい。wordへのイラストの取り込み、圧縮無しの保存からPDF変換の
作業を経て、詰め替えインクをたっぷり準備したCanonのプリンターをフル回転させて
印刷・製本作業に入る。チキンさんるーとさんも締め切り前に原稿を下さり、ことに
チキンさんは「イラストも二枚ぐらいは描けますよ」と有り難すぎるお申し出を下さったので
それに甘えて「えろいやつを!えろいやつをお願いします!!」と一番えろいシーンの
指定をさせていただきました。

・4月終盤。普通であれば入稿を終えてほっと一息のところだが、今回は新刊三冊が全て
自家製本という修羅場である。ちなみに枚数が多い(60-80P)のため、普段使っていた
MAXの中綴じホッチキス(コピー用紙15枚まで)では針が通らず、ドイツ製の
新兵器「NOVUS B17N」を利用する。これはコピー用紙25枚まで=100ページ中綴じまで
できる予定のホッチキス。ただし今回はコピー用紙の1.3倍から1.6倍の厚さの用紙。
不安だったが、抜刀術の据え物斬りのように、体重を一瞬で叩き付ければ貫通に成功する。
90s上質紙20枚80ページも何とか可能な模様。黙々と綴じ、折る。

・ページが多い中綴じ本は、小口部分が矢印型に膨らむので、そこを水平に裁断する
必要が有り、カッターやローリングカッターだと手間と時間がかなりかかるため、
今年は食費を削ってちょっとずつ貯金し、3.5pの厚さまで一刀両断できる大型裁断機
「BA58A4」を導入。デカくて重いだけあって切れ味は感動的。40枚80ページの
「バラノソノ」も4-5冊一気に小口裁断が可能。

・学園祭前の最後の休日を経ても、どうしても時間が足りない。そして、一日3時間の
睡眠を4日続けたのがたたったのか、風邪気味。マルチビタミンと解熱剤をざらざら飲みつつ
パートを病欠、病院に行きながらも製本作業はやめない。宅急便発送期限当日に「ごった煮」
が全部完成。既刊在庫と共に発送。あとはもう、手動搬入しか無い。
学園祭前日には「バラノソノ」の製本作業も完成。そのまま、最後の描き下ろし「くだ×すいのほん」
の印刷と製本、裁断を継続するも、過酷な印刷環境(この時点ですでに9000枚印刷済み)に
耐えきれなくなったプリンターが作動が怪しくなってきたため、知人から借りてきた予備に
切り替え、作業継続。新幹線の時間が迫ってきたAM0430時、全ての作業を終え、入浴、梱包。
カート付き旅行鞄+小さい段ボールにくくりつけるもまだ足りず、車輪つき剣道バッグも
動員。ちなみに荷物の総重量は40sを越していた。

「学園祭!」

・早朝の朝靄をカートのゴロゴロ音で切り裂きつつ進む。駅まで徒歩5分で本当に良かった…
乗り換えを一つ入れて、新幹線へ。無事に乗り込んで安堵のあまり軽い失神。

・ちなみに私の住まいは日本海沿岸の某地方都市。田中角栄のえこひいきにより直通新幹線が
引かれていることをこれほどありがたく思ったことはないです。そして、私のオタク仲間が
男女取り混ぜて「ふたば学園祭」のあまりのあやしさに激しく感動し、一般参加希望者が
3-4名名乗りを上げました。前年度はあくいさんコスで売り子を手伝ってくれた人妻さんは
XPの衣装を作り直して売り子参加してくれるという有り難いお申し出。

・居眠りに身をゆだねて若干体力が回復した二時間後、東京駅から品川経由で蒲田駅へ。
しかし40sの重量が全身に食い込む。階段と坂道がこれほどきついとは。痛風発作の
時同様にバリアフリーの重要性を思い知る。

・会場に何とか到着。息も絶え絶えでカートを引っ張るわたしの異様さを発見して下さる
らくだいとーさん、Twitter仲間の大将さん、ハ坂さん…そうそうたるメンバー、
一騎当千の変わり者たちが今年のF列に集結。

・会場搬入。そしてそこでサークルチケットを紛失していることに気づいて崩れ落ちる
古物屋の姿があった。本部に問いあわせると、主催である「中の人」「黄色い人」が
「あー、ショタ好き「」さんですねなるほど。」
「申し訳ないです、なんとかなりますでしょうか」
「ご本人確認が出来れば…サークル名と本名をお伺いしても?」
  胸を張って宣言するわたくし
「はい、サークル『ショタ好き「」』の代表、ショタ好き「」の
  XXXXと申します!」
「はい、ショタ好き「」のXXXXさんですね!」
  となりのスタッフさんが吹いてて発言の危険さに気づく。

・そしてご挨拶しつつ設営!昨年を上回る在庫の段ボールに
かなり後悔。来年は半分まで減らそう。

・お隣のらくださん、大将さんと武術談義に花を咲かせつつどんどん
本を積んでいく。基礎をガッチガチにやった人は立ち方からして違う。
できれば小一時間詳しく話を伺いたいところだがここは別の意味で戦場。
反対側のお隣はチキンさんるーとさんの「悪徳団」。お会いできたことに
激しく感動しつつご挨拶、そしてサークル参加の特権としてすぐに無くなるだろう
新刊を入手!
「ちなみに、何部ぐらいご用意されました?」
「はい、XXX部ぐらいです」
「いや、それではぜったい足りなくなります!」
「いやあ、初参加なので、だいぶ残ると…」
「お甘い!!お二人のWあくいさんにくわえて、ふとしさんとのWきあいさん!
  賭けても良いですが、1300時までに全部無くなりますよ。もしその時間まで
  残ってたら、お好きな飲み物奢りますよ」
  しかし私の目算はまだまだ甘かったことを思い知る。

・売り子を手伝いに来てくれた人妻さんとも合流!そしてほどなく
「学園祭!はっじまっるよー!」
「わーい!!」
  直後、走らず、しかし静かに怒濤の如く早足で迫り来る「」たち。
  そして私のサークルの前で静かに真っ二つに分かれ、お隣の悪徳団さんと
反対側のお隣の一ドル硬貨さんへ殺到する。
「新刊お願いします!」
「あくちゃんの本下さい!」
「おーちゃんの幼女トラベルありますか!」
「ララバいさんの既刊とセットで!」
  が、表紙効果ありがたく、チキンさんの表紙や、らくださんの表紙を見て
こちらのサークルにもお客が来て下さいます。
(目の前で!自分の本が!自分の手で文字通り作った本が!売れてゆく!!)
  脳内から変な汁が分泌されつつ、ほどほどの勢いで売れていきます。

・中には、
「昨年の既刊読みました、新刊セットで下さい」
という有り難い「」さんもおり、また
「小説本とはロックですね…ある本ぜんぶ下さい!」
「正気ですか!?」
  と新刊既刊あわせて7冊まとめ買いされていく
剛の者もいらっしゃいました。

気がつくと、おとなり「悪徳団」のWあくいさんの本にはすでに
「完売しました」の表示が…ナニィ!?
ちなみにその時の時刻はAM11:31時。私の予想の三倍の速度で
完売されたようです。しかもその後も立ち読み希望の「」さんが
ひきもきらず、「通販ありますか?」のお問い合わせが多数。
おそるべし、三人の描き手による「分厚い薄い本」

越後の地から新幹線や高速バスでやってきた悪友共、
らくださんの密かなファンになっていたものはお隣の
「よーじょはいりませんかー!」
「もっていると人生に緊張感が出ますよー!」
の呼び声に密かに購入し、また別の悪友は
「差し入れ買ってきた!」
と事もあろうに大判…いや回転…いやパンセ…とにかく
小麦粉をやいて案を挟んだお菓子を差し出し
「いかん!隠せ隠せ!ばあいによってはつかみ合いになるぞ!」
「?なんで?」
「あーっ!しかもクリーム!隠せ!殺し合いに発展しかねん!」
という状態に。(本当に偶然だったらしい)

・時間が圧縮されたような密度の高いひとときは駆け去っていきます。
今回、ご挨拶させていただいたり、新刊交換させていただいたものは
後ほどまた改めて感想を。

・今回もあまりの忙しさにサークルから殆ど動けず、閉場を迎えます。
いろいろ協力していただいた両お隣の皆様、ならびに地元の悪友たちには
深く感謝。そして大量の在庫(それでもまあほどほどには減った)を
ヤマトの大型荷物用のヤマト便で発送を終える頃には、私が
一番撤収の最後になっていました。お待たせした皆さんには
改めて深くお詫びを(死にかけていた私を発見してくれたらくださんには
本当に感謝!)

・打ち上げの焼き肉までの休憩時間、場所と時間が合えば、武術「」
たちによる絞め技教習ならびにゴムナイフによるナイフファイト実習が
出来ればとのことですが、過労と発汗と発声のせいで死にかけていた
こともあり、コーヒー店で水分補給と休憩に。
ここでも、絵師さんと同比率以上の武術「」さんたちと失敗談や経験談が
どんどん出て来て出来ればそのまま二時間ぐらいお話していたかったです

・そして本打ち上げの焼き肉会場へ!
高層ビルの上階、見晴らしが素晴らしいお座敷へ。
今回は別で立食も有り、参加者は押さえられるだろうと予想されていましたが
それでも100人超え!幹事の「」さん、誠にお疲れ様でした!
そして乾杯の直後から今回はどんどんお料理がやってきて、欠食児童と化した
100人の「」が出されるものを片っ端から食べ尽くしていきます。
昨年はお料理が出てくるまでつらく悲しい15分ほどの時間がありましたが、
今年はそれが一切無く嬉しい限り。
下戸である私はコーラとジンジャエールをドバドバ飲みつつ、
たこ焼き、ポテト、チキンナゲットなどみんなでつまめるものを
端末で注文しまくり。前年の経験から、これらと白米は予想数の
倍注文しても絶対足りなくなると体感していたからですが
それで丁度良かった様子。

・お腹もふくれて周囲を見回すと、あちこちで新刊の品評や
名刺交換が始まっていました。私もそこここでご挨拶の後、
講道館柔道の達人「」さんにお土産をお渡し、同時に
「相手を怪我をさせずに制圧し、場合によっては
気絶させ得る、襟を使った絞め技」
の教授を戴きました。私もいささか武道をやりますが、
完全に入るとタップする間もないであろう
(おそらく、3秒ほどで意識を失うと思われる)
合理的な絞め技に戦慄。
「人攫いにこれほど向く技術はありますまい!」
「物騒な話題は本の中だけにして!」
「もちろんですとも!ただ、理解していないものは
  描けませんからねフフフフ」

・あまりにも楽しすぎる一時は駆け足で過ぎて行き、
学園祭の一日も終わりに近づいていきます。
「どうか、また来年も!」
「お互い、生きて会いましょう!」
「また蒲田で!」
  ご挨拶をかわし、すっかり軽くなった旅行カートをカラカラひいて
また一年分の生きる目標の何割かを補充した私は、
宿泊場所に向けて夜の町をてくてく歩いて行くのでした。

学園祭でであった全ての「」さん達に、心から
感謝を!
ありがとうございました。

長文乱筆、大変失礼致しました。

ショタ好き「」
こと
某古物屋あのじ

 

 

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