喫煙真紅二番手「さいごにアリスだった時」


全10+1話

喫煙真紅というシチュはとてもいいですね
はい やさぐれ好きです


01 ジュンの手は、優しい。手足がすらりと伸びて、もう、少年とは呼べないほどに

02 わたしが、この小さな部屋に閉じこもって、まだ間もない頃。ジュンは

03 かすかに震えながら、低い音を立てている洗濯機を、ほおづえをついてぼうっと

04 ダージリンの紅茶の芳香が、部屋の、石鹸の匂いととけあって、部屋の中を

05 どうしよう。どうしよう。わたしは、久しぶりに、本気で困り果てていた。

05-2 「うん…そうなのぅ…ごめんなさいねぇ、真紅ちゃんによろしく。おやすみなさい…」

06 ごう、と絶えずに流れ続けるのは、ジュンの血が、命を巡らせている音。

07 「…真、紅…」喉に絡むようなジュンの声が、私のすぐ耳元で震える。

08 少し大きくなったジュンの呼吸の音だけが、二人だけのこの部屋の中を、

09  わたしのイメージの中では、こういうときは、経験のある男性が、初めての行為に

10 『は、働くって…!?』ジュンの腕の感触を、裸の胸で楽しみながら、私は微笑む。



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