喫煙真紅三番手「紫煙」


全18話

エロを求める声があるならそれに応え
ごめんなさい嘘ですエロとやさぐれが大好きなだけなんです

書いててすんごく楽しかった 自分の変態ぶりを再確認

01 薄闇の中で、ぽうっとかすかな橙色のあかりが一瞬だけふくらみ、すぐに弱くなる。

02 ジュンは、逆らわない。ジュンは、逃げない。そして、ジュンは、反応しない。

03 髪が軋んでいる。

04 熱い水流と、それより熱い、ジュンの肌。それは、わたしよりずっと滑らかで、綺麗で、

05 優しい指が、時に強く、時に優しく、私の髪と頭皮を解きほぐしていく。

06 最高だった。わたしは、快感に霞のかかったような頭で、

07 桜も、薄桃色の花は舞い散って、綺麗な緑色の葉をいっぱいにつけている。

08 視界が、急に歪んだ。いえ、目にしたものの衝撃に、ぎりぎりと目が血走って

09 『…御免なさい。わたし、何をしているんでしょう…』二人きりになったあと、私は

10 「…ただいま。」煙草の箱と、雑誌の袋を手に、音を立てないようにドアを開ける。

11 常夜灯の薄明かりの中、わたしの、細いささやきは続く。

12 「ジュンくん…ごめんなさい…でも、お姉ちゃん、うれしい…」自分の身体を優しく

13 …時間は、少しだけさかのぼる。とある日の夜。ジュンが部屋に引き取ったあと、わたしは

14 まだ、まだ足りない。ジュンが、わたしを憎むのも。わたしを恨むのも。

15 微かな薄明かりの中、俯くトモエから視線を離せないジュンに、微笑んでわたしは続ける。

16 どれぐらい、時間が経っただろう。あのあと、這うように浴室に逃げ込んで、

17 私は、自分の部屋で、鞄に荷物を詰めていた。かつての四角い革の鞄ではなく

18 想像もしなかった、ジュンの「反撃」に、わたしは血がにじむほど奥歯を噛みしめて


トップページに戻る

inserted by FC2 system